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交通事故での賠償金と慰謝料の違いは?安易に慰謝料と言ってはダメ?

投稿日:2016年7月15日 更新日:

交通事故を起こしたら、「とにかく慰謝料をよこせ!」と声を上げる人がいます。しかし少し待ってください。本当に慰謝料だけでいいのですか?交通事故の被害者になると、あなたに支払われるべきお金は慰謝料以外にもたくさんあります。

交通事故の被害者になったときに、あなたに支払われる可能性のあるお金。つまり、賠償金についてまとめました。

交通事故での賠償金と慰謝料の違いは?安易に慰謝料と言ってはダメ?

賠償金、慰謝料、、、いまいち意味が分からないですよね。おそらく多くの方が正確にこれらの言葉の意味をご存じないかと思います。

交通事故におけるこれらの言葉の関係性は簡単に説明すると以下のようになります。

賠償金と慰謝料の関係

図のように慰謝料というのは賠償金の中の一つなのです。賠償金には他にも以下のようなものがあります。

交通事故の賠償金の内訳表
治療費 治療をするのにかかった費用
ex)リハビリ費用、手術費、薬局代、整骨院等の施術費
通院費 通院するのにかかった費用
ex)バス代、電車賃、タクシー代、自家用車のガソリン代、高速代
入院雑費 入院するのにかかった費用
ex)洗面用具、雑貨類
文書料 診断書等の作成時にかかった費用
休業損害 入院、通院などで仕事を休んだことに対する賠償
ex)欠勤による減収、有給消化に対する補填
※入通院慰謝料 入院・通院での精神的苦痛に対する慰謝料
後遺障害慰謝料 後遺障害による精神的苦痛に対する慰謝料
後遺障害逸失利益 後遺障害によって失われた収入に対する賠償

ですので、交通事故の被害者になったからといって、やみくもに「慰謝料をよこせ!」というのは間違いなのです。

また、多くの場合で交通事故の被害者になると、加害者側の窓口は加害者側の保険担当者となります。事故保険の担当者は交通事故に対する賠償に対して専門的知識をあなたよりも持ち合わせているでしょう。

そして、相手は少しでも賠償金を少なくしようとあなたに話を持ちかけてきます。

正当な賠償金を得るためには、あなたにも専門的知識を擁する味方が必要です。ぜひ、お近くの交通事故の対応を専門的に扱っている弁護士に相談することをおすすめ致します。

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